複雑味の調和と鮎を表現
レミニセンス
シェフ 葛原 将季さん
(名古屋市中区)
「生きること=豊かな人生を送ること」「余韻と記憶」が当店のコンセプトです。豊かな人生とは、心地よい余韻と心に残る温かい記憶の調和が、充実していることだと思います。食事することによって、食材の栄養が人々の身体をつくる事と同じく、レミニセンスで過ごして頂いた時間がお客さまの余韻と記憶に残り、素晴らしい人生に、思い出という形で残ってほしい。食の豊かさ、食の楽しさを享受できると、人生がより豊かになると祈っています。
鮎は日本の夏の風物詩、夏には欠かせない食材という印象があります。日本で飲食の素晴らしさを発信する私たちにとっても欠かせない食材です。
鮎はやはり炭火で塩焼きにするのが一番美味しいと言われています。勿論、同意です。しかし、それだけでは食文化を繋ぐ意味ではいいですが、食文化の発展と考える私たちのような料理人が、鮎の可能性を多角的な視点で分析し調理して発信していかなければいけないと思っています。当店の調理のテーマである、複雑味の調和と鮎を表現していきたい。
「きむら」さんの鮎は、第一に生きた高品質のものを安定してタイムリーに供給していただけることに尽きます。天然の鮎ももちろん素晴らしく美味しいですが、生きている高品質のものはなかなか安定して手に入りません。鮎は締めたものよりも生きていた方が私の調理にはよく合うため、「きむら」さんの活鮎を毎年欠かさず使っています。
店舗情報
レミニセンス
所在地 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目15−16